政府のアイヌ政策関係省庁連絡会議(議長・佐々木豊成内閣官房副長官補)は31日、白老町に整備される「民族共生の象徴となる空間」の基本構想を正式に決定した。象徴空間の今後の取り組み時期や検討課題などが盛り込まれている。
アイヌの歴史や文化を学び伝えるナショナルセンターとなる象徴空間はポロト湖畔を中心とする「中核区域」と周辺の「関連区域」で構成。(1)展示・調査研究(2)文化伝承・人材育成(3)体験交流(4)情報発信(5)公園(6)精神文化尊重―などの各機能を備え、子どもから大人までアイヌの世界観や自然観を学ぶことができるよう工夫する。また、アイヌ民族博物館の人材や知見を象徴空間の管理運営に最大限活用することも言及された。
今後、博物館に関する基本構想と文化伝承・人材育成、体験交流活動などの具体的な取り組み内容については平成25年夏をめどに、整備・管理運営手法の在り方については25年度中をめどにそれぞれ一定の結論を出す予定。
政府は今後、道や白老町などと連携しながら基本構想の具体化に取り組んでいくほか、アイヌ人骨の返還や集約に向けた進め方などについても検討を進める予定。
(北川誠)
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