■ 還暦野球全道一、室蘭さすがアクターズが6年ぶり5回目
【2012年6月8日(金)朝刊】

6年ぶり5回目の優勝を決めた室蘭さすがアクターズナイン
 還暦野球チーム・室蘭さすがアクターズ(室蘭市、高屋敷日出夫監督)が第14回北海道還暦軟式野球選手権大会で6年ぶり5回目の優勝を飾り、来年度開催される全国大会出場の切符を手にした。高屋敷監督(70)らナインは「いくら年をとっても優勝をはうれしいですね」と喜び、感動している。

 大会は北海道還暦野球連盟主催で2〜4日に滝川市で開催。全道から34チームが出場しトーナメント戦を実施した。

 アクターズは初戦、2回戦を江別市と遠軽町のチームにそれぞれ失点0のコールドゲームで圧勝。3回戦は千歳市のチームを5―1で下し順調に駒を進める。

 準決勝の相手はライバル、オール札幌(札幌市)。「事実上の決勝戦」(高屋敷監督)となった一戦は、初回に3点を奪い先行するも取っては取られてのシーソーゲーム。七回時間切れで促進ルールへ。1死満塁から高屋敷監督が中前打で2点を勝ち越し逃げ切った。

 ダブルヘッターで臨んだ決勝は深川クラブ(深川市)。3連投で疲れがピークながらも和田一雄投手(64)が粘投を見せると、1点を追う五回にキャプテン越後屋誠選手(66)が値千金の満塁弾で逆転。5―3で6年ぶり5度目の頂点に立った。

 今年は“新人”6人が新加入。士気高く週2回の練習に打ち込んできた。試合前は「いつも通りやろう」とあえて「優勝」の言葉を口に出さなかった高屋敷監督。「みんな(優勝を)分かっていたし、何歳になってもプレッシャーはあるんですよ」と心境を語る。

 試合終了後はナインに胴上げされた指揮官。新日鉄室蘭野球部監督時代の昭和58年、都市対抗本大会出場を決めて以来だ。チームは1戦1戦成長を見せた。高屋敷監督は「みんな“ガタガタ”になりながらも頑張ってくれた。だからこそうれしい。いつになっても優勝の瞬間は最高です」

 全国大会は来年の開催だが、今月下旬からは北海道選抜還暦野球大会のブロック予選、7月下旬には北日本大会に臨む。ナインの白球を追う日々は続く。
(奥村憲史)

【写真=6年ぶり5回目の優勝を決めた室蘭さすがアクターズナイン




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