|
23日は中華圏の旧正月「春節」。登別市内の温泉街やテーマパークなどの観光地は、春節休暇を利用した中国や台湾などからの観光客でにぎわっている。観光関係者も、東日本大震災以降落ち込んだ外国人観光客を回復させるきっかけに―と、期待を寄せている。
春節休暇は1週間ほどが一般的だが、市内の観光関係者によると「春節の休みは分散する傾向にあり、一定数の観光客が春節の前後1週間に連日訪れている状況」。登別温泉の旅館・ホテルの予約も好調で、半月の間が“春節特需”という。北海道の空の玄関口・新千歳空港と中華圏を結ぶ航空路線は北京、上海、台北、香港の4路線。航空会社は臨時便を飛ばすなどして需要に対応している。
市内に3カ所あるテーマパークや地獄谷などの観光名所には、中華圏を中心にした観光客が数多く訪れており、春節の雰囲気を出している。
登別マリンパークニクス(登別東町)は駐車場に大型バスが20台ほど停車。アシカやイルカのショー、雪の上を歩くペンギンのパレードには人の列が2重、3重に広がり、昼時にはレストランも混雑していた。
のぼりべつクマ牧場(登別温泉町)は21〜22日に降った雪が園内に残っているが、海外からの観光客には大歓迎。雪を手にとってはしゃいだり、クマが体を器用に動かすアトラクションに見入っていた。
登別伊達時代村(中登別町)も大型バスが多数停車。雪化粧した江戸情緒漂う町並みを楽しんだり、和服姿の従業員と記念撮影をする外国人観光客の姿が見られた。地獄谷(登別温泉町)では、青空と雪景色のコントラストを背景に、写真を撮る光景が広がっていた。
東日本大震災以後に登別を訪れる外国人観光客は、台湾からは戻りつつあるものの中国本土は震災以前の水準に戻っていない。観光関係者の一人は「中華圏からの観光客は、2月のさっぽろ雪まつりの時にまた増えるだろう」と分析。春節とさっぽろ雪まつりを外国人観光客回復のきっかけにしたい考えでいる。
(有田太一郎)
【写真=中華圏を中心とした外国人観光客でにぎわう登別マリンパークニクス(上)、雪化粧した地獄谷で記念撮影をする観光客(下)】
|