室蘭中央自動車学園(坂田政義校長)は今月から、室蘭市内の高齢者を対象に「脳力トレーニング(脳トレ)」を取り入れた交通安全教育プログラム「いきいき運転講座」を導入している。西胆振では初。同学園は「お年寄りが絡む交通事故は増加傾向にある。脳を活性化する脳トレで、危険察知能力や交通マナー向上に役立ててもらいたい」と受講者を募集している。
同講座は脳機能の活性化を目的に開発されたユニークな教材を使用し「高齢者同士が話し合いながら、手軽に交通安全を学べるのが特徴」(同学園)。効果的に安全運転能力と安全意識を高められる内容。同学園の藤澤幸繁課長と上林政司主任が専任講師を務める。
プログラムは(1)交差点や住宅街などの写真や絵を見ながらの危険予知トレーニング(2)簡単な足し算を繰り返す計算や音読、間違い探しなどの交通脳トレ(3)自動車や歩行者、自転車の動きをビデオ上映し運転を振り返る―3項目。
トレーニングは3段階のレベルに分けられ、グループリーダーの下で、ワークショップやディスカッション形式で進められる。参加者の希望に応じてトレーニング選択し、楽しみながら無理なく始められる。講座の進め方を記した手引もあり、専門的な知識がなくても取り組むことができる。
藤澤課長は「高齢運転者の交通安全教育は、一方通行で勉強させる座学中心では効果が少ない。今回のトレーニングは、危険予測学習のように楽しく話しながら学べる体験型」と内容を説明する。
対象は高齢ドライバーの交通安全活動に取り組む町会や団体、組織。坂田校長は「免許のない人でも参加してもらいたい。健康を保つきっかけになれば」と話している。問い合わせは同学園、電話0143・44局5500番へ。
(粟田純樹)
|