観光シーズン本番を迎え、白老町のアイヌ民族博物館(野本勝信理事長)で1日、春のコタンノミ(集落の祈り)とチプサンケ(船下ろしの儀式)が行われ、神々にポロトコタンの平安を祈願した。
コタンノミは、毎年春と秋の2回行われている伝統祭事で、同博物館職員ら関係者が民族衣装姿で参列。ハルエオンカミ(食物による拝礼)やシラリエオンカミ(酒かすによる拝礼)、シンヌラッパ(祖先供養)などが厳粛な雰囲気の中で執り行われ、外国人観光客も興味津々といった表情で見学していた。
チプサンケは、ポロト湖畔で実施。同博物館所有の丸木舟を前に、カムイフッチ(火の神)やトーコロカムイ(湖の神)、ニマムカムイ(船の神)に祈りをささげ、シーズン中の湖の安全を願った。
(伊藤洋志)
【写真=厳粛な雰囲気の中で進められた春のコタンノミ】
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