
白老町若草町のアイヌ民族博物館の大型パネル(縦3・5メートル、横7・1メートル)がこのほどリニューアルされた。学芸員の北原次郎太さんが制作、江戸期におけるアイヌの四季を通した暮らしぶりや神々の世界が俯瞰(ふかん)できる。
アイヌのかつての生活と世界観を表現した旧パネルが老朽化、経済産業省の元気再生事業の補助を得て更新した。パネル上方が神々の世界、下方が江戸期の四季を通したアイヌの暮らしぶりを描いている。パソコン上で北原さんが制作した。
現代のアイヌの子どもが伝統衣装を羽織って世界の子どもたちに昔のアイヌ文化を紹介している。これがパネル全体に流れる物語の主題になっている。
「暮らし」は女性の手仕事、イヨマンテ(熊の霊送り)、サケ漁、シカ狩り、豊漁祈願、農耕、毛皮や干し魚、昆布の交易など。シカを司る神や木の神が擬人化されて描かれている。制作に要した約1カ月は絵を描くのが好きな北原さんにとっては「楽しい時間」でもあったという。
(富士雄志)
【写真=アイヌのかつての生活などを描いた大型パネルと制作者の北原さん】
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