■ 室蘭市消防が札幌の火災受けグループホームを査察
【2010年3月16日(火)朝刊】


 札幌の認知症高齢者グループホームで、入居者7人が死亡した火災を受け、室蘭市消防本部は15日から市内9施設の緊急特別査察を行った。消防用設備の設置状況や夜間を想定した、避難訓練の実施状況などを確認、警戒を呼び掛けた。

 国、道から類似火災防止徹底の通知を受け実施した。このうち、白鳥台出張所の職員4人がグループホーム「タンポポ(川口保施設長)」を訪問。川口施設長とともに館内を回り、各種設備の状況などをチェックした。

 消防職員は、避難経路やカーテンの防炎処理、火災通報専用電話機を確認。同施設に問題はなかった。川口施設長は「平屋造りで2ユニット、18人が入所している。常に緊張感を持って火災防止に努める」と力を込めた。きょう16日も同市内で査察が行われる。

 また、同本部によると同市内では今年に入り、昨年同期のほぼ倍となる15件の火災が発生している。うちアパートや個人住宅などの建物火災は13件。ストーブなどが原因の冬特有の火災は1件。一方、たばこや火気取り扱い不備などシーズンに関係ない火災原因が目立つ。

 同本部の池岡聖哉予防課長は「これからの季節、空気が乾燥し風が強い日が多くなる。いったん火がつくと大きな火災につながる可能性が高い。火気の取り扱いには、十分気を付けてほしい」と訴える。
(奥村憲史)




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