洞爺湖や周辺の生態系について理解を深める「洞爺湖生物多様性フォーラム」が14日、洞爺湖町の文化センターで開かれ、酪農学園大学の学生らによる調査報告や地元の取り組み発表を通して、来場した町民らが身近な自然環境とのかかわり方について考えた。
国連が定めた国際生物多様性年にちなみ、身近な自然に目を向ける機会に、と環境省などが開催。昨年7月、町と地域総合交流協定を締結した同大学環境システム学部の学生ら7人が、町内で行ったエゾシカや水質、外来生物に関する研究調査の結果を報告した。
同学部4年の落合ゆかりさんは、中島に生息するエゾシカが土壌に与える影響について、シカのふん尿によって中島が富栄養化していると考察。仮定として、栄養分が湖水に流出した場合「アオコなど水質に影響する可能性もある」などと指摘した。
このほか、地元の4団体が環境保護活動の取り組みを発表。洞爺湖温泉小の4年生9人は、ウチダザリガニの防除体験を通して、外来生物が生態系に与える影響を説明し「入れない・捨てない・広げない」と被害予防三原則を力強く訴えた。
(菅原啓)
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