
室蘭八幡宮例大祭が14日、宵宮祭で幕を開けた。初日は協賛行事の「むろらん裸みこし」が室蘭市中央町の旧アーケード街で盛大に行われ、威勢のいい掛け声と踊りが飛び交い、通りは興奮のるつぼと化していた。
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今回は、みこしが6町会の1梯団のみ出場。このほかよさこいの室蘭ルネッサンスが演舞。豪華絢爛(けんらん)なみこしは、景気よく太鼓の音が鳴り響く中、小公園前を出発した。
法被姿の粋な男衆が「そいや、そいや」と掛け声を上げ、みこしは上下に左右に揺れながら通りを進んだ。みこしの上部に乗った女衆も「わっしょい、わっしょい」と鼓舞。約60人の担ぎ手が一体となり、威勢よく練り歩いた。
沿道には、洗面器やバケツに水を入れた市民が待機。みこしが近づいてくると、担ぎ手を目掛けて「それっ」と豪快に掛けていた。一度掛けられた冷たい水も、熱気に包まれた担ぎ手たちにはまだまだ足りず、「もっともっと水だ」の大声も。歓声と悲鳴が交錯し、熱気と興奮は最高潮に達していた。
室蘭ルネッサンスはあでやかな着物に身を包み、満開の笑顔を振りまいた。見物していた子供たちが一緒に踊り出すなど、音楽に合わせて「それそれ、それそれ」と一糸乱れぬ舞を披露していた。
(石川昌希)
◆― 神楽、境内で奉納〜市指定文化財

室蘭八幡宮本祭の宵宮祭は14日、境内の神楽殿で室蘭神楽保存会(山本博会長、12人)による室蘭市指定民俗文化財の神楽が奉納され、地域の安泰と五穀豊穣を祈念した。
同神楽は明治44年に室蘭で披露された、新潟県に伝わる三条神楽が源流。地域の有志によって引き継がれてきた。神楽は34舞あり、全部を舞うと三日三晩かかるとされるため、この日は舞台を清める舞から始まり、力強い悪魔払いの舞や先稚児の舞など11舞が、笛や太鼓の音に合わせ厳かに行われた。
最後の「鯨神の舞」は神社移転建立の際の資金不足を、捕獲したクジラを売って工面した明治の逸話を基に、昭和初期にクジラに感謝する意を込め、室蘭で創作された独自の舞。参拝客らは軽妙な舞台を楽しんだ。
本祭は15日午後1時から神楽を奉納。舞の終了後に景品付きのもちまきを実施する。
(佐藤重理)
◆― 裏浜通りの露店に歓声

室蘭八幡宮祭典の宵宮祭となった14日、室蘭市中央町の通称・裏浜通りに露店街が出現し、大勢の祭り客がかっ歩した。
通りには焼き鳥、焼きそば、綿あめ、玩具などを販売する露店が約30店余り軒を並べた。前日の小雨もやみ、午後3時には気温も24・7度まで上がって夏らしい青空が広がった。この日、家族連れや学生、小さな孫の手を引いた市民たちが繰り出した。
通りには好みの食べ物を味わい、金魚すくい、スマートボール、射的、輪投げなどに興じる人だかりができ、それぞれ祭り気分を満喫していた。本祭のきょう15日も正午から午後9時ごろまで営業する予定だ。
(佐藤重理)
【写真=水を掛けられながら威勢良く練り歩く裸みこし=14日午後7時20分ごろ、室蘭市中央町(上)、華やかな笛と太鼓に合わせて舞うお稚児さん(中)、にぎわいを見せる露店街(下)】
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