■ 室蘭市立病院の医師が災害研修で最優秀成績残す
【2009年6月19日(金)朝刊】

学科、実技試験に見事に合格した市立病院DMAT。後列右は参加医師で最優秀だった下舘医師
 災害派遣医療チーム(DMAT、通称ディーマット)の隊員養成研修に派遣されていた、市立室蘭総合病院の医師、看護師ら5人が17日、全員修了を認められ帰蘭した。医師の1人は最優秀の成績を残す“おまけ付き”。チーム発足で災害拠点病院としての充実に貢献する。

 DMATは厚労省が平成17年から認定する専門的医療チーム。都道府県知事の要請で、一度に多くの傷病者が発生する自然災害や大規模な事故などの現場に迅速に駆けつけ救急治療を行う。

 東京・立川市の災害医療センターで行われた4日間の養成研修には、日赤医療センターや千葉大付属病院、名古屋第一赤十字病院、北九州総合病院など全国から60人が参加。このうち医師は18人。

 市立病院は下舘勇樹麻酔科医、佐々木賢一外科医、手術室や救急外来を担当している西澤亜希子、土畑摩里子両看護師、山田洋平・臨床工学技士の5人が参加。午前8時から晩までびっしり続いた講義、実習、試験に合格した。

 このうち、下舘医師は学科をはじめ、ネットを利用した緊急医療情報の入手、通信、模擬診療、がれきの下での医療行為を行う実技をすべて高評価でクリア。既に災害派遣の経験豊富な全国からの医師の中で最優秀と認められた。

 下舘医師は「市立室蘭という全国的には無名の病院から参加した私が1位とは全く予想しなかった」と謙虚に喜びを語る。他メンバーも受講生や講師陣のレベルの高さに触発され、何より昨年2月に道の指定を受けた災害拠点病院としての使命を感じたという。

 拠点病院としては機材整備や2班目の編成など、マンパワーの充実と課題もあるが、メンバーらは「ふさわしい内容にしていきたい」と意気込みを見せている。
(竹浪恒一郎)

【写真=学科、実技試験に見事に合格した市立病院DMAT。後列右は参加医師で最優秀だった下舘医師




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