■ 洞爺湖町の天然酵母パンの店が広島での修行終え再開
【2009年4月8日(水)朝刊】

決意新たにパン作りに励む今野祐介さん(手前左)、満寿喜さん(奥右)ら
 洞爺湖町のとうや・水の駅前にある天然酵母パンの店「ラムヤート」がこのほど、2カ月間の休業を経て、再開した。同店の職人、今野祐介さん(28)が、理想のパン作りを追い求め“武者修行”し、決意新たに、情熱を燃やしている。

 同店は、祐介さんの兄、満寿喜さん(31)が築50年の古民家を修繕し、昨年4月にオープン。祐介さんは素材にこだわり、水、塩、道産小麦のみを使って生地を作り、自家製の石釜で焼く地球や体に優しいパンが自慢だ。

 今年1月、祐介さんは思い描く味に近づくため「もう1度、パン作りを見直そう」と、満寿喜さんに頼んで店を休業。広島県で同じ天然酵母パンを手掛ける老舗「ドリアン」の田村陽至社長に研修を申し出た。

 理想とする職人の下で約2カ月間、みっちり勉強し、水と粉の分量や焼き方など基本的な工程はもちろん、素材とそれを生み出す自然に対する意識を吸収し「たくさん共感できる部分や学ぶことがあった。行って良かった」と満足する。

 ひと回り大きくなって帰ってきた祐介さんは「本物の味に近づけるように」と、仕事への情熱を一層深めた様子。「パンそのものだけでなく、食べ方も提案していきたい」と、新たな挑戦に意気込む。

 店は1日から再開し、地元をはじめ、休業前からのなじみ客が商品を買い求め、再び足を運ぶようになった。「皆さん楽しみにしてくれている。うれしい」。焼きたてを棚に並べながら、パンについて話す祐介さんの表情は、充実感に満ちあふれていた。
(菅原啓)

【写真=決意新たにパン作りに励む今野祐介さん(手前左)、満寿喜さん(奥右)ら

 
 


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