室蘭市出身の映画監督、田口清隆さん(28)=東京都在住=の作品「G」が、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」(2月26日―3月2日、夕張市)で初上映される。特撮現場で働く田口さんの渾身(こんしん)の作で、「いい内容に仕上がった」と自信を持っている。
「G」は、田口さんの得意分野である「特撮モノ」を前面に押し出した作品。怪獣と装甲車が激闘を繰り広げる内容。監督のほか、特技監督と撮影、編集、視覚効果も手掛けるマルチな才能を発揮。2月28日午後2時から、夕張市民会館で上映される。フォーラムシアター部門で、入場無料。
田口さんは室蘭市日新小学校、向陽中学校、室蘭栄高校に進んだ。卒業後は上京。日活芸術学院に在籍しながら、実習で映画製作の現場に触れていった。
映画との出会いは4歳の時。映画館で見た「ゴジラ」などに影響を受けた。中学入学後には「創る側」の楽しさに目覚め、才能を発揮。ガンアクションを中心とした自主映画制作に精を出し、放課後に友人を自宅に招いて撮影に向かうなど、活動の幅を広げていった。高校卒業後も、帰省中に同級生を出演者に招いて撮影に臨んだり、東京近郊在住の同級生を集めて制作に汗を流した。
同映画祭にも駆け付ける予定。現在は初の商業監督作の準備に追われており、2月下旬にテレビ放映される。これまでは短編映画が中心で「今後は長編もやりたい」と創作意欲がわき出ている。また、地元での制作にも前向きな姿勢を示し、「自分の映画でマチおこしにつながれば」と望んでいる。 (石川昌希)
【写真=室蘭出身の映画監督・田口清隆さん】
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