2009年の仕事始めとなった5日、室蘭市内の一部企業や官公庁でも新年の業務を開始した。米国発の金融危機が世界に拡大、国内の実体経済への影響が急激に進行しつつある中、地域経済界のリーダーや行政機関代表が示した意気込みの一端をトップ語録として紹介する。
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▽室蘭開発建設部・佐藤昌志部長 昨年は、北海道洞爺湖サミットの開催はじめ「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産への政府推薦候補に、洞爺湖有珠山が世界ジオパークの国内候補地になった。世界的な経済悪化の中、西胆振地域には追い風といえる。厳しい状況を跳ね返し、胆振・日高地域全体がさらに発展するよう、地域を第一とした国づくりに取り組み、住民の信頼に応えたい。
▽胆振支庁・大杉定通支庁長 景気後退の影響が本道にも現れている。高校、大学新卒の就職希望者に対し、ハローワークなどと連携して早急に対応していく。支庁は市町と連携し、地域から頼られる存在であれ。大企業、農業、廃棄物処理、観光といった地域の特色と魅力を発信するため、アンテナを伸ばそう。3月に広域センタービルに移転するため、事前の準備を進めてほしい。
▽室蘭警察署・長村美英署長 道警の重点目標をかみしめ日常の警察活動を推進してほしい。正しく、社会悪には強く、困った人に優しく思いやりのある警察をモットーに、「正・強・仁」の心で管内の秩序維持に万全を期していただきたい。
▽新日本製鉄室蘭製鉄所・升光法行所長 厳しい環境に迅速かつ柔軟に対応し、後世に残る製造基盤の再構築を推進するとき。設備だけでなく、人材育成・技能伝承を含めた製造実力向上に向け、「特殊鋼ものづくり」の基盤強化に愚直に着実に取り組んでいく。
▽日本製鋼所室蘭製作所・佐藤育男所長 国内外の経済環境が激変し、市場環境は厳しい状況にあるが、「グローバル企業であるものづくりナンバーワン工場」を目指し、大型設備投資の確実な戦力化と技術・技能の伝承、人材育成を重点活動として推進する。
▽新日本石油精製室蘭製油所・野呂隆所長 グループは昨年、九州石油、新日鉱ホールディングスとの経営統合を発表し、変革のスピードを加速させた。室蘭ではキュメン製造装置本稼働で国際競争力を強化し、確実な安全・安定操業を行い、地域とともに歩む。
▽栗林商会・栗林和徳社長 混乱の時代の中、大幅な売り上げ増は難しいだろうが、売上高の確保と与信管理の徹底で勝ち残っていく。“ホームランバッター”というよりも確実にコツコツと当てていくことで、厳しい1年に立ち向かう決意だ。
▽室蘭信用金庫・鈴木孝理事長 サブプライムローン問題に端を発した金融不安は実態経済に影響を及ぼしている。株式市況や為替の乱高下で混迷に拍車が掛かり先行きは不透明だ。「頼られる」から「頼もしい」地域の金融機関にならねばならない。
▽函館どつく室蘭製作所・武田勇一所長 今年は室蘭製作所再生のための準備の年。合併した旧楢崎造船さんの「人と技術」、当製作所の「人と設備」を主力に、函館造船所、名村造船所の支援と指導の下、来年の新造船再開の全社的プロジェクトを進める。
▽道南バス・堀政三社長 「安全、正確、快適な旅客輸送の奉仕」を従業員1人1人が胸に刻み、お客様に対するサービスの向上と安全運転を励行していく。「信頼され、安心される公共交通機関」として、地域への貢献を続けていきたい。
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