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【2008年3月10日(月)朝刊】より



   ■ 温暖化防止訴える映画、室蘭・地球岬などで撮影
 
 洞爺湖サミットにちなみ地球温暖化防止をテーマにした映画「私からの手紙」(小川亮輔監督)の撮影が9日、室蘭市内のトッカリショと地球岬で行われた。今月下旬、夕張市内で上映される。

 経済産業省支援事業。環境破壊が進み、地球上で男性と目の見えない女性の2人だけが生存。男性は女性を残し、生存者を探しに海へ出る10分間の短編作品。悲しく切ないラブストーリーを通じて、温暖化防止を訴える。

 トッカリショでは、男性が船で海に出るシーン、地球岬では灯台の下で生活する様子を撮影した。出演者は、小川監督の指示のもと真剣な表情で役柄を演じていた。プロデューサーの江口影さんは「人工物が少なく、撮影しやすかった。ぜひ映画を見に来て」と話した。

 映画は22日、夕張市内で開催される「地域映像コンテンツ創造セミナーinゆうばり」で発表される。
 
 



   ■ 9月の室民杯囲碁大会に、中国から15人が参加
 
 ねんりんピック・プレ大会となる伊達信用金庫協賛・第14回室蘭民報杯囲碁選手権大会(今年9月7日、伊達・カルチャーセンター)に、囲碁発祥の地・中国から総勢15人の来日、参加がほぼ確実になった。北京に住む前中国駐札幌総領事の李鉄民氏が団長となり、囲碁を通して日中友好を図る。

 李前総領事は現在、中国日本友好協会理事、中国対外友好合作服務中心常務顧問を務め、北京で青少年育成の要職にある。室蘭地方とも縁が深く、平成17年2月には総領事として登別温泉のホテルで開かれた地元経済・観光、行政関係者との懇談会に出席。長女は現在北大に在学中。

 伊達市弄月町に住む、燕山大学(中国河北省)客員教授の平尾武夫さんが李前総領事と知己の間柄にあり、「日中友好囲碁訪問団」実現の橋渡し役となった。

 先日、李前総領事、平尾さん、室民大会の主管者で第1回大会から運営に携わっている日本棋院伊達支部の堀内宣男支部長、宍戸哲夫幹事長が壮瞥町のホテルで面談、李前総領事は室民大会出場を通した中日友好を「前向きに取り組んでいきましょう。北京に戻ったら人選に入る」意向を示したという。

 今後増減の可能性はあるが、総勢15人規模の来日・参加というビッグ大会実現を受け、日本棋院北海道本部は全道トップクラスの選手数人の参加を模索しているといい、今年の室民杯はかつてない規模、レベルとなりそうだ。

 李前総領事を団長とする一行15人は、大会前日の9月6日に来日して伊達市内の温泉施設に宿泊、7日に大会に参加、8日に西胆振を観光する予定。

 囲碁の発祥地である中国は、プロ、アマチュアとも実力は日本をしのいでいるといわれ、囲碁人口は日本の5倍の2500万人。

 60歳以上の高齢者が集う「ねんりんピック(全国健康福祉祭)」(厚生労働省など主催)の囲碁大会が、来年9月伊達で開かれることになり、第14回室蘭民報杯囲碁選手権大会を「プレ大会」と位置付け、「ねんりんピック」の浸透を図る大会にもなっている。

 昨年の第13回大会には149人が参加、道南では最大規模の大会になっている。

 
 


   ■ 「結果喜びたい」王座防衛の内藤選手インタビュー
 
 【東京・粟島暁浩記者】三者三様の判定引き分けで2度目の防衛を果たしたWBC世界フライ級王者・内藤大助選手(33)=豊浦町出身、宮田ジム。序盤攻め手を欠きながらも自分の距離で打ち合ってペースをつかみ、同級王座17度防衛に成功しているタイの英雄を退けた。内藤選手に試合を振り返ってもらった。

 −−ポンサクレック選手の戦いぶりをどう感じたか。

 「前半飛ばしてくると予想して後半逆転を狙っていたが、予想通りの展開になった。計量の際、ポンサクレック選手は大抵オーバーしてくるのに、初めて体重を落としすぎるくらいに仕上げ、ジャージーを着たまま計りに乗った。いいことないんです。絶対前半勝負だと思った。向こうの陣営が打ち合えと言ってきたが、乗らなかった。自分の距離で戦うことができた。勝ちたかったが、防衛という結果をまず喜びたい」

 −−V2を地元ファンが喜んでいます。

 「人のために何かができた、ということが一番うれしい。以前はそういう自分ではなかった。自分の試合を見て喜んでくれることで続いているし、モチベーションも上がる。入場の時、内藤コールが聞こえて『ロマンチックが止まらない』が流れて涙が出そうになり、一生懸命こらえた。ぐっときた。でも勝ってから泣こうと思った」

 −−試合後、チャンピオンの体を妻の真弓さんが気遣っていました。

 「頑張って稼いで、という人もいて、それはそれで悪くないけど、体のことを心配してあえて止めてくれる。いい家族。ここまで来られたのはかみさんのおかげ。(真弓さんのきょうの試合は100点の声に)うれしいです」

 −−今回はお母さんも褒めてくれています。

 「認めてくれているのは分かる。母がいたから続けられた。初めは反対されたけど途中から認めてくれて、苦しい時は仕送りしてくれた。これから何とか返したい」

 −−地元のファンに一言。

 「少しでも北海道の名前をPRしたい。応援してくれている皆さん、本当に感謝しています」

 
 


   ■ 94人が希望胸に巣立つ−登別市幌別中で卒業式
 
 登別市幌別中学校(大水孝平校長)の第61回卒業証書授与式が9日、同校体育館で行われ、94人が学舎に別れを告げ新たな一歩を踏み出した。

 初めに、大水校長が生徒1人1人に「卒業おめでとう、頑張って」と声を掛けながら卒業証書を手渡し、式辞の中で「大いなる夢を持って大地をしっかりと踏みしめ、夢を実現して羽ばたいてほしい」とエール。

 引き続き、2年生の川田龍太郎君と小隅康弘君が「皆さんは困ったときに力になってくれました。今後もきずなを大切に、良き伝統を後輩に引き継ぎ渡せるよう努力していきます」と送辞を述べた。

 これに対し、卒業生を代表して佐藤奏斗君、開田千晴さんが「後輩から頼りにされてうれしかったし、自分たちも大きく成長することができた。仲間と過ごした掛け替えのない日々は心の支えとなるでしょう。幌別中で学んだことをこれからの人生に生かしていきたい」と力強く決意を語った。

 登別市内では12日に西陵と緑陽、13日が鷲別、14日は登別の各中学校で卒業式が行われる予定だ。

 



   ■ 総勢320人、伊達署などが行方不明少年を捜索
 
 伊達市幌美内町の北海道社会福祉事業団太陽の園(福士憲昭総合施設長)は9日、伊達警察署、地元消防団、福祉施設関係者らの協力を得て総勢320人で、先月から行方不明になっている園生の捜索を実施した。

 行方不明となっているのは、同園に入所している砂浜佳祐さん(15)。2月11日午前8時ごろ施設を徒歩で出たまま、行方が分からなくなっている。身長161センチ、体重48キロのやせ形で、黒いトレーナーに黒いズボンを身に付け、紺色のスニーカーを履いていた。

 これまでのところ手掛かりがない。この日は太陽の園周辺はじめ紋別岳、谷藤川上流部、南稀府の山ろく部、稀府地区や黄金地区の市街地から海岸までを手分けして巡回した。

 



   ■ 舞台、音楽などで魅力発信−伊達メセナ祭最終日
 
 NPO法人伊達メセナ協会(岩本英男会長)主催、室蘭民報社など共催の「メセナ祭!」は最終日の9日、伊達市松ケ枝町のだて歴史の杜カルチャーセンターで演劇、音楽、展示の3部門による催しが繰り広げられ、文化活動のリード役として誕生した同協会の存在感を市民にアピールした。

 同協会はカルチャーセンターの有効活用を目指して結成され、開館以来、各種行事を企画・実施。市民会員からの会費を基にタレントや芸能関係者の招へいを手掛け、活動の手法は全国的にも高く評価されている。

 メセナ祭!では、7―9日の3日間にわたり「伊達版オールウェイズ『3丁目の夕日』」と題し、昭和30年代の室蘭民報から伊達に関する記事が載った紙面約40点をパネルで展示。この日は生年月日の紙面をプリントアウトする無料サービスを展開し、希望者を喜ばせた。

 講堂では、平成11年度文化庁芸術祭演劇部門で優秀賞を受けた愚安亭遊佐さんの独り芝居「人生一発勝負」が上演され、およそ100人の観客が味のある人情劇に感動していた。また、大ホールでは女性11人で編成するビッグバンド「東京ブラススタイル」が単独ライブを披露。ジャズ風にアレンジしたアニメソングを中心に、客席の幅広い世代に届けた。

 
 


   ■ サミット記念、洞爺湖町で「心の文化広場」開催
 
 洞爺湖町文化団体協議会主催の「第23回ふれ合う心の文化広場」が9日、町内洞爺湖温泉の洞爺湖文化センターで開かれ、周辺市町で活動するグループが歌や踊り、演奏などを繰り広げた。

 地域文化団体の研さん成果の発表と郷土芸能の伝承を目的に毎年実施しており、今回は特に「北海道洞爺湖サミット開催記念」の冠を付け、歓迎ムードの中で開幕。

 舞台には清水友愛の里・琴クラブ邦楽の会はじめ洞爺湖太極拳同好会など31団体、約320人が登場、客席を埋めた約800人の目と耳を引き付けた。初出演のアフリカ太鼓「トヤトヤ」は幼児や洞爺湖のイメージキャラクター・洞龍(とうろん)くんも加え、楽しい演奏を聴かせた。

 最終ステージでは洞爺湖小唄音頭保存会の80人が、G8のタスキを掛けて洞爺湖音頭を舞台狭しと披露した。

 
 


   ■ 里山に学ぶ−白老・萩の里で歴史文化たどる集い
 
 白老町の萩の里自然公園管理運営協議会(鈴木靖男会長)が主催する「萩の里歴史と文化をたどる集い」が8日、同公園内のセンターハウス周辺で行われ、参加者が里山の歴史に理解を深めた。

 萩の里の自然に親しもう―と同協議会が取り組んでいる事業の一環。集いは平成18年から実施されており、町民が放牧の歴史や植生に関し懇談などを通して学習している。

 この日集まった10人は、公園内を散策し、芽吹き始めた木々の様子から近づく春の気配を実感。炭焼きの窯跡では原料となったイタヤなどを目にしながら、自然と人とのかかわりを思い描き、現存する貴重な植物を後世に残していくことの大切さを再認識していた。





【2008年3月10日(月)夕刊】より


   ■ 来年の「ねんりんピック北海道」の公式ポスター完成
 
 来年9月5−8日に開かれる第22回全国健康福祉祭北海道・札幌大会(ねんりんピック北海道・札幌09)の実施要項が決まり、公式ポスターも完成した。

 ねんりんピックは厚労省などの主催。高齢者が経験や知識を生かした生活を楽しめる社会づくり施策の一環。北海道大会では、主会場となる札幌での各種イベント・フェアのほか、囲碁(伊達市)、卓球・太極拳(苫小牧市)など、道内16市町でスポーツや文化の交流会を開く。観客を含めて期間中延べ50万人の参加を見込んでいる。

 今回実行委が定めた実施要項では、札幌での各イベント会場として札幌ドームやアクセスサッポロなど4施設を決めた。ポスターはマスコットキャラクター「うっさん」を配した赤地と茶色の2種類。計6,000枚を作製し、会場の関係自治体や大会関係団体などに配布する。




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