厚真町長選挙が24日告示され、午後5時の届け出締め切りまでに宮坂尚市朗(52)、清水俊宣(59)、幅田敏夫(60)の3氏が立候補。いずれも無所属、新人で前厚真町職員の3つどもえ戦が確定した。各候補は第一声とともに街頭へ繰り出し、終日、将来の厚真への思いや政策を訴えた。
16年ぶりの首長選挙は横一線の混戦模様。出陣式を見守った60代の女性は「思ったより町民が出ていた。やはり関心が高そう」と語った。厚真町のメーン通りは、300メートルほどの区間に3陣営が事務所を構えており、各陣営とも出陣式では200人前後の町民を集め、町内は選挙ムード一色に包まれた。
初日の24日は各候補とも町内全域を巡回し、共通して財政対策、農業振興、高齢者福祉の推進などを訴えた。
宮坂候補は「厚真は町税減少・人口の減少・農業経営の高齢化とピンチの連続だ。マニフェストは再生へのチャレンジ。大いなる厚真の可能性を信じ、財政再建を主体に取り組む」と述べ、若さも強調した。
清水候補は「素通りのまちを脱却し、観光基盤の整備と商店街の活性化、定住人口増を目指す。地域ブランドも立ち上げる。全身全霊をかけて公約実現に取り組む」と豊富な行政経験もPR、支持を訴えた。
幅田候補は「農業が揺らぐと厚真も揺らぐ。今、何が求められているかを的確に判断し、まちづくりを進める。私を育ててもらった厚真に恩返しをしたい。自治基本条例の制定、みんなで支える住民自治を」と訴えた。
23日現在の選挙人は4164人。投開票は29日。前回の平成4年の町長選の投票率は94・92%で、4期を務めた藤原正幸氏が2350票を得票、小納谷力蔵氏(1838票)を振り切っている。 (高橋昭博、竹浪恒一郎、伊藤洋志)
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