4月1日にスタートした後期高齢者医療制度で、制度の内容や新旧保険証の取り扱い、保険料などに関する市民からの問い合わせが登別市でも相次いでいる。一方、福田康夫首相が1日に急きょ指示した「長寿医療」への名称変更は、厚生労働省からの通知が3日夕方にようやく届いた状態で、行政現場も戸惑っている。
登別市役所国保・年金グループの後期高齢者医療窓口には、1日の制度スタート以降も問い合わせや苦情などが後を絶たない。「新しい保険証が届いていない」「古い保険証はどうすればいいのか」「保険料はどうなるのか」などの質問が多い。
市によると、市内の対象者は約6500人で3月上旬に発送を終えているが「ほかの郵便物と混ざって届いていることに気づいていない人が多い」という。古い保険証はハサミを入れて処分するよう伝えている。新しい保険証が見当たらない場合は、「もう1度郵便物の確認を」と呼び掛けている。
お年寄りが新しい保険証を持たないまま病院で受診したことによる、医療機関からの問い合わせも多く、市は「制度の周知不足をあらためて実感している」と言う。
一方、75歳以上のお年寄りを「後期」と呼んだ制度の名称について、登別市にも「後期とはどういう意味だ」との苦情が寄せられていた。福田首相が急きょ指示した「長寿」への名称変更は「ニュースでしか知らなかった」が、3日夕方に厚生労働省からの通知が届いた。
「長寿医療制度」は正式名称ではなく通称で、新名称を記述するよう求められているが、市役所窓口にあるパンフレットや資料などの変更も難しく、市民対応に追われながら国からの指示に困惑している。
年金から天引きされる保険料の特別徴収開始通知が、間もなく市民に届けられることから、問い合わせの増加も予想されている。市は少人数のグループを対象にした「出前説明会」を4月から始めており、制度の周知に力を入れる。
申し込みは国保・年金グループ(電話85局1771番)へ。
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