■ 壮瞥町の団体が写真集刊行、マチのあゆみを伝える
【2008年4月3日(木)朝刊】

会員とともに「変遷」の編集に当たってきた矢野会長
 壮瞥町郷土史料館友の会(矢野徹会長)が編集を進めてきた壮瞥の歴史を写真でつづる「変遷」第3集が出来上がった。町民のアルバムに残されたスナップ写真などを基に生き生きとしたマチの歩みを伝えており、今回で完結を迎えた。

 個人所有の写真は家族の歴史を語るにとどまるが、広く集めまとめることでマチの歴史の記録と保存を―と同会が着手。熱心な9人が携わってきた。

 第1集は平成15年発刊。明治・大正時代を中心に編集した。17年には活動が認められ日本財団の補助で第2集を発行、街並みや行事を載せた。

 今回の制作に当たっては町が支援。写真は町民らが提供し、旧弁景小児童が昭和新山に遠足に訪れた光景はじめ旧壮瞥駅、登別市郷土資料館から寄せられた硫黄鉱山のあった黄渓の全景などを収録。さらに戦時中の運動会、卓袱台(ちゃぶだい)を囲む食事風景といった当時の暮らしぶりを伝えている。

 A4判72ページ。巻末には、昭和19年の昭和新山生成に伴い消滅した柳原・フカバ・温泉集落の街並みを再現。「当時の人がどこに住んでいたか、聞き取りをして作った」(矢野会長)といい、郷土史を知る資料としての価値を高めている。

 スタッフが月2回の定例会を重ね構成やキャプション作成などを手掛け、校正作業も4回に及んだ。

 矢野会長は「皆さんの協力で完成することができ、1つの区切りを迎えた。今後も古い写真があれば集め、何らかの発表をしたい」と意欲を見せている。1500部作製、町内全戸に配布される。

【写真=会員とともに「変遷」の編集に当たってきた矢野会長

 
 


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