室蘭市東町の住宅街に、ユニークなかまくらがお目見えした。ご近所が集まってコンロを囲めば懐かしい日本の原風景。子供たちはおしゃべりやもちを焼いたりと心温かく過ごしている。
室蘭地方を襲った24日の大雪。雪捨て場となった住宅街の空き地にはこんもりとした雪山ができた。
「これでかまくらができるんじゃない」。5人きょうだいの伊藤涼花さん(東中2年)、剛君(海陽小5年)、真也君(同3年)、あかりちゃん(5歳)、樹君(4歳)たちが漏らした一言がきっかけだ。"近所のおじさん"と呼ぶ男性(58)らが助っ人に加わった。
大きさは直径が約2メートル。外形はアザラシ、くじらん、ウーパールーパーにも見える。子供たちが氷やペットボトル、ビー玉などで飾り付けた。
内部は子供と大人が1度に10人は入れるほど。ろうそくがともり、小型のコンロではやかんがコトコト音をたてる。夕食を食べたりもした。
涼花さんは「中はあったかく、いろんな話をします。うれしいです」とニッコリ。真也君も友達を招待するなど、気に入った様子。
仲の良いご近所さんが入れ替わり立ち替わり訪れては、話に花を咲かせている。女性(68)は「子供のころを思い出しますね」、先の男性は「なかなかいいもんですよ。つくって良かった」と笑顔。厄介者扱いされがちな大雪が、近所の憩いの場になっている。
【写真=かまくらの中でおしゃべりおする子供たち】
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