太平洋周遊を目指しクルーザーヨットで室蘭港を出港し、最初の目的地ハワイ島ヒロ市に無事、到着した室蘭市高砂町4の浅沼晃明さん(63)から15日、室蘭民報社に写真と文章がメールで届いた。写真はヒロ市の港など、文章は風向きや荒天で悪戦苦闘する航海の様子などがつづられている。
浅沼さんは、先月2日に室蘭港エンルムマリーナを出発、今月8日にハワイ島ヒロ市のラジオベイに到着。全行程4042カイリ(約7500キロ)を36日と15時間で走破した。
コースは、何年も前からいろいろな参考資料を調べた上で計画。偏西風に乗って東に進み、ハワイ島の北から南下して貿易風に突入する予定で航行した。ところが、真向かいから吹く風・クローズホールドなどに悩まされた上、出発4日から5日目にかけて釧路沖あたりで台風並みの嵐に遭遇。「48時間荒天の中で耐えながらの帆走はいい経験になった」と振り返っている。
その後、無風の日などでほとんど帆走できない日もあった。途中、苦手な釣りでは90センチのシマガツオ、1メートル超えのシーラを揚げたが、切れる出刃包丁がなくて一番良い部分を残して大半は大海原に捨てたことを悔しがっている。
ハワイ島ヒロ市を船上から視認できたのは日没寸前の夕方。入管手続きなどもあり、艇速、コースを調整して翌朝に入港した。手続きは至って簡単に済んだ。
「ヒロ市の港は、室蘭のエンルムマリーナに比べたら小さく、こぢんまりとしています。現地人や現地日本人はとても親切です」と言う浅沼さんは、艇のリペアや体調を整えて、同じハワイ島のリゾート地カイルア・コナやマウイ、モロカイ、オアフなどのハワイ諸島を巡るという。
【写真=ヒロ市の港に停泊する浅沼さんのクルーザーヨット「ゲンゴロウ」。寝泊まりはこの艇で】
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