■ 室蘭・武揚小、開校100周年記念誌「武揚」が完成
【2007年2月8日(木)朝刊】


 開校100周年の節目を迎えた、室蘭市武揚小学校(坂本法雪校長)の校史を収めた記念誌「武揚」がこのほど完成した。編集スタッフはPTAのお母さんたち。子供たちの視点に立った記念誌にしよう―と思いを1つに手掛けた力作で、1世紀に及ぶ歴史が見事にまとめられている。

 記念誌はA4判、58ページ。500部作製、児童に1冊ずつ配布したほか、関係機関に贈呈した。6ページにわたり100年の沿革を取り上げている。

 「武揚の子どもたち」では、児童数の変遷はじめ、在校生1人ひとりの「将来の夢」をクラス写真と合わせて掲載した。年間の行事風景も写真で取り上げた。

 「武揚っこの1日」は、登校から下校までの子供たちの様子を追いかけた。「100周年記念事業」では、昨年11月11日に開かれた記念式典と記念祝賀会を、各1ページを割いて紹介。開校70周年時の記念事業「タイムカプセル」を開封した時の模様も収録した。

 表紙は坂本校長がしたためた「武揚」の2文字と、武揚小の現校舎を描いた北村哲朗教諭による絵画を載せた。「武揚の思い出」では、歴代の卒業生を中心に11人が母校への思いを寄稿している。

 ■ 母親ら出来映えに満足

出来上がった記念誌を手にする記念誌編集部の岡本さんら
出来上がった記念誌を手にする記念誌編集部の岡本さんら

 編集作業は、開校100周年記念協賛会(川合徹会長)の記念誌編集部が準備してきた。部長の岡本晴美さん、副部長の細谷聖子さん、森下綾子さんの3人は「ほかの学校にも誇れる記念誌が出来ました」「先生とのコミュニケーションを図ることが出来て楽しかった」「長丁場で、大変な作業をくぐってきただけに、喜びは大きいです」と胸をなで下ろした。

 記念誌は、子供が見たときの分かりやすさを大切にした。中でも、子供たちが将来の夢をつづったページは「手書きの状態で載せたい」とこだわった。原稿の依頼時に用紙サイズを指定しなかったため、編集段階で細かな作業が増えたものの、出来栄えにはみんな満足のよう。

 作業は昨年4月から本格始動した。記念誌編集は初体験だけに「どこから手を付けてよいのか分かりませんでした」と振り返る。他校の記念誌を参考に、90周年記念誌を手掛けた"先輩"に教わりながらゆっくりと前進した。

 掲載内容を決めて、原稿の依頼―作業は順調に進んだが、記念式典を境に一転、忙しくなった。集まった原稿や資料をパソコンへ入力する作業や校正、レイアウトなどに追われていく。日中は勤務している部員も多く、実動部隊が限られた中で「実質、1カ月半ほどでやり抜きました」。完成間近になって記念誌の表紙の変遷をまとめたページを追加するなど最後まで妥協することなくこだわった。

 お母さん方が気に入っているページがある。児童が武揚小の好きなところ、自慢できるところを取り上げた「大好き!武揚小学校」。その中には「ふるいけれど、みんなでそうじするからすき」「ろうかが広いところ」「まわりに公共しせつが多い」「人数が少なくて名前を覚えやすい」「校歌や賛歌がいい曲」・・・わずか1ページながら、子供たちの学校への思いが詰まり、岡本さんは「気持ちがなごみます」と表情を緩めた。




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