■ 室蘭・楢崎製作所が、生ごみ処理機を代理店販売へ
【2007年1月23日(火)朝刊】


 橋りょう工事、水処理事業の楢崎製作所(本社室蘭、藤井久司社長)は22日、化学機器製造・販売の東洋商事(愛知県豊田市)と業務提携し、生ごみを肥料に再資源化する処理機「ダイナマック」を代理店販売する方針を明らかにした。本州では既に大手スーパーが導入しており、東洋商事は「道内に普及させる」という。将来的には同所が製造を検討している。

 ダイナマックは、高速発酵分解熱を活用し、大量の生ごみを24―48時間で堆肥化する機械。生ごみの重量は十分の一になる。電動力を使うため排ガスなどの発生はなく、脱臭装置によって悪臭などの2次公害を防止する。

 1層式、2層式の2タイプがあり、処理量は6キロから6トンまで23種類をそろえる。2層式の処理機で、毎日交互に投入する。最大6トンの処理が可能になる。

 本州の中部地方では、ジャスコやイオンなどが導入し活用している。ジャスコは、処理した肥料を茶栽培農家に納入し、農家が栽培した茶を購入するという一環再資源化システムを確立。

 東洋商事は浦河町の漁協が試験的に取り入れ、魚の内臓を処理している実績を受け、道内への普及が可能と判断。楢崎製作所と業務提携に踏み切った。同社は「楢崎製作所は高度な水処理技術があり、代理店契約を結ぶことで販売網を広げられる」とし、今後は新商品の販売を要請する考え。

 一方、藤井社長は「道内でも普及する高度な処理機だ。橋りょう事業が減少する中、売り上げ増になる事業を展開したい」と述べ、将来的には製造を検討していく。

 排出する生ごみの2割の再資源化を盛り込んだ食品リサイクル法の施行に伴い、一層の普及が期待されている。

 
 


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