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16年2月6日付朝刊より

室蘭・祝津コールセンターで、外航船最後の荷揚げ

 室蘭港の祝津コールセンター(海外炭中継基地、室蘭市祝津町)の大半を利用している東北電力は5日、同センターを利用した外航船による最後の石炭の陸揚げ作業を行った。同社仙台火発の廃止により20余年にわたる同センターの活用を終える。年度内にはすべて内航船で積み出す。
 約3万8500トンの中国炭を積み込んだ貨物船「GIOVANNITOPIC」(30、363重量トン)が午後2時ごろ入港し、荷役機械を利用し、石炭を敷地内に降ろした。9日朝に出港する予定。
 船内で船舶代理店・栗林商会主催の最終船入港祝いが行われた。栗林和徳社長から「室蘭周辺は温泉など観光地が多い。プライベートでもどうぞ」と誘われたベシールアンタン船長は「ぜひ」と笑顔で答えた。
 東北電力は昭和56年の開設時から同センターを利用している企業。この間、関連する陸揚げは全取扱量の85%を占める約630万トンと大口顧客だった。同センターの利用企業は平成16年度から1社のみとなる。




合言葉は「全国へ」、室大谷の兄妹サッカー選手

 室蘭大谷高校の村上弾さん(2年)と村上湖代さん(1年)は、兄妹でサッカーに青春をささげる。兄の弾選手は、高校生活最後の年に古豪の男子部でレギュラー定着を目指す。妹の湖代選手は11人制での全国舞台出場を目標にボールを追う。
 2人は浦河町の出身。弾選手が小学3年の時に地元のサッカー少年団に入団。ボールを追う兄の姿に、年子の妹は「かっこいいなぁー」とサッカーにあこがれを抱き、1年後、兄の後を追った。弾選手は小、中、高と一貫してサッカー部。湖代選手は中学でバレーをしながらフットサルに汗を流した。
 現在、寮と下宿で、離ればなれの生活を続ける2人。夏休みや冬休みに実家へ帰省すると、話題の中心はやっぱりサッカー。「強くボールをけるには?」、「どうすればうまくなる?」。湖代選手は質問をぶつける。弾選手は「もっと周りを見てプレーしろ」。厳しくも温かく指導する。学校でも授業の合間に「サッカー講座」が開かれることがあるという。
 2人にとって忘れられない出来事となったのが昨年10月末の高校サッカー選手権道予選。王者室大谷は札幌第一の前に1―2でまさかの惜敗。2年連続27回目の選手権を逃した。スタンドに駆け付けていた湖代選手は「悔しかった」と、涙を流した兄と同じ胸中だった。
 男子の分までと、創部2年目の女子部は昨年、全国フットサル大会で準優勝に輝いた。快挙を知った兄は、すぐに電話を手に取り「おめでとう」と妹をねぎらった。
 「お兄ちゃんがいるから高校でも安心してサッカーができる」「妹の頑張りは励みになる」。互いの存在はよい刺激となっている。
 弾選手は「体力と声、気持ちでチームに貢献したい。選手権やインターハイなど。すべての大会で全国へ行く」。湖代選手も「(道王者に君臨する)文教大明清を破って全国へ行く」。目標はともに全国舞台だ。「一生サッカーを続ける」―。兄妹は口をそろえる。




「広報むろらん」全道コンクール入選

 室蘭市の広報紙「広報むろらん」の平成15年11月号が、第50回北海道広報コンクール(道など主催)の都市の部で入選第1席に輝いた。
 同号の特集は「室蘭産の旨い魚はいかが」。漁模様や漁港に揚がる海産物の量や種類、中央卸売市場での競り、さかなの港町同窓会など魚を生かしてマチに元気を与えるイベント、追直漁港で進められているMランド構想などを6ページにわたり紹介している。
 市民対話課は「クロソイを市の魚に選定するなど、地元産の魚を市民に一層身近な存在として感じてもらえることを願い、魚に関するデータやかかわりの深い人、場所を通じてPRした」と説明する。
 応募は全道34市のうち14市。室蘭市の入選は平成12年11月号の特集「やきとりを探る」以来3年ぶり4回目。「捕る・卸す・活かすの3部を見開きで構成、右側の上半分を写真にしたレイアウトの統一などが評価されたのでは」と分析する。
 同課の本野泰伸主査は「市民生活に役立つ的確な情報を発信するのが使命。これからも分かりやすい紙面作りを心掛けたい」と語っている。




室蘭・みたらの杜総合在宅センター、ほぼ完成

 社会福祉法人・幸清会(本部・虻田町、大久保和幸理事長)が室蘭市絵鞆町2・22に建設している「みたらの杜総合在宅センター」がほぼ完成した。デイサービスセンター、居宅介護支援事業所、ヘルパーステーションの3機能を併設、4月1日にオープンする。
 昨年6月に市内入江町に開設、業務を続けている居宅介護支援事業所とヘルパーステーションを同センターに移設、デイサービスセンターが新規開設されることになる。鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積933平方メートル。絵鞆の高台に立ち、室蘭港や外港が眺望できる。
 1階は食堂・機能訓練室、浴室、静養室、相談コーナー、休憩室、事務室、厨房など、2階は食堂・機能訓練室(2室)、会議室、事務室など。浴室は3つあり、男女別の一般浴室と車イスに乗った状態で入浴できる特殊浴室を備える。
 1階の機能訓練室には座りながら利用できる自転車マシン、肩関節の可動域を広げる滑車訓練機、歩行訓練用の平行棒、筋力トレーニング用のウエートなど。
 要介護認定者を対象にしたデイサービスセンターは、利用者1人ひとりの訓練計画をもとに少人数ごと対応の「ユニットケア」が特徴。一般と痴ほう者の諸活動を分けて実施する。食事は複数のメニューを用意し、選択してもらう。利用者は車で送迎する。
 スタッフは、デイサービスセンターが介護や看護職員、機能訓練指導員、相談指導員、事務員ら12人程度、居宅介護支援事業所がケアマネジャー7人程度、ヘルパーステーションが常勤ヘルパー3人と登録ヘルパー5人程度。
 3月18日に同センターで落成記念式典を開催する。その後1週間程度、1般見学会を実施する予定だ。問い合わせは同センター開設準備室(電話0143・25局4120番)へ。




3月末閉校、登別温泉中で旅立ちの会

 【登別】3月末で閉校する登別市登別温泉中学校(北越政則校長、25人)で5日、「旅立ちの会」が開かれ、生徒らが先生や仲間、校舎に感謝の思いを込めた寸劇を発表。併せてタイムカプセルにメモリアルグッズを収納した。
 卒業する3年生だけでなく1、2年生も統合相手の登別中に「旅立つ」ことから、例年の予餞(よせん)会に代えて生徒で組織する閉校プロジェクトチーム(平塚大祐リーダー)が主催した。
 3年生思い出のシーンの上映に続いて在校生12人と3年生13人が、それぞれ寸劇を披露。ちょっと危ないギャグの連発に、訪れた保護者や教諭たちも大笑い。熱演後、「3年間引っ張っていただきありがとうございます」などと感謝のメッセージを伝えた。
 この後、タイムカプセルを北越校長と生徒らで除幕。生徒と保護者で決めた思い出の品を将来の自分にあてた手紙と一緒に保存袋に1人ずつ収納した。北越校長は「春からはみんな新しいところへ行きます。不安もあるでしょうが、希望と期待を抱いて旅立ってほしい」とエールを送った。
 3年生の千葉大樹君(15)は「3年間で一番思い出に残った修学旅行の写真を入れました。手紙には、未来の自分はどうなっていますか―と書きました」と開封する日が今から楽しみなよう。カプセルは3月中にグラウンドの桜の木のそばに埋め、閉校式典10年後の平成26年3月14日に開封することにしている。




「物語虻田町史」が完結、間もなく販売

 【虻田】物語虻田町史を完結させる第1巻「行政・資料編」が発刊された。虻田町史編集委員会(3浦昭3委員長)が執筆、編集し、全6巻の最後を締めくくった。A5判、763ページ。1冊2000円。間もなく一般販売を始める。
 「誰でも楽しく読める町史」という基本方針の下、故安住尚志氏の執筆で編集作業がスタートしたのは昭和53年6月。56年に初回配本の第2巻「江戸時代編」を発刊した。
 以来、安住氏の病没や編集委員の交代、有珠山噴火などの不測の事態と向き合いながら、第5巻「洞爺湖温泉発展史」(58年)、第4巻「産業編」(61年)、第3巻「教育・文化編」(平成13年)を刊行。別巻「2000年有珠山噴火その記録と教訓」(14年)も発刊した。
 シリーズ最後となる第1巻「行政・資料編」の主な執筆者は佐々木敬、三瓶修、白井昭典、亀田彦一の四氏。行政編の第1部は虻田町の自然環境やアイヌの人たちとの出会いから語り始めている。
 第2部では住民の歩みと行政の変遷が述べられ、開拓黎明期、開拓充実期、昭和の発展期、戦後の飛躍期、昭和53年以降の成熟期に分けて記述されている。
 第3部を資料編とし、詳細な年表や歴代首長、議員、農業委員会委員などの公職者名簿を掲載した。
 問い合わせと購入申し込みは、虻田町役場企画防災課広報統計係(電話0142・76局2121番、内線2153)へ。虻田町内の宮田書店(同76局2030番)、昌文堂(同76局2430番)でも販売する。




湖畔彩る洞爺湖温泉冬まつり、スタート

 【洞爺湖温泉】洞爺湖温泉冬まつり2004(洞爺湖温泉観光協会主催、虻田町、虻田町商工会など協力)が5日、虻田町洞爺湖温泉で開幕した。11日までの日程で、期間中は毎夜、湖上花火大会を実施。足湯「洞龍の湯」は午後9時まで開放する。
 この日から始まった「第55回さっぽろ雪まつり」に合わせ、同温泉街に宿泊する雪まつり観光客らを歓迎。毎日午後8時半から花火大会を開催し、湖上に色鮮やかな大輪を咲かせる。
 7日の土曜日が本祭りで、午後5時半から開催式。会場は洞爺湖畔の中央桟橋付近。引き続き第3回国際人間ばんばラフティング大会、アイス早食い大会、お菓子まきなどのイベントを行う。飲食コーナーも開設する。大仕掛け花火「ナイアガラ」も打ち上げる。
 青空に恵まれた5日は午前中、洞爺湖温泉観光協会役員らによる安全祈願祭が行われ、花火大会の無事故と期間中の入り込み増を祈願。午後8時半に湖上花火に点火し、冬の夜空を鮮やかに彩り、遠来の観光客らを喜ばせた。




白老町総合計画、6月に議会提案へ

 【白老】白老町総合計画策定委員会と総合計画審議会が4日開かれ、基本構想・実行計画案を6月定例会に提案することを決めた。
 現在、行政と住民の協働で策定を進めている第4次総合計画は、基本構想が平成16―23年度までの8カ年、実行計画が19年度までの4カ年。
 基本構想は策定委員会、審議会で文案の検討が進んでおり、4月をめどにまとめられる予定。また、実行計画は「生活・環境」「健康・福祉」「生涯学習」「産業」「町民・行政」の5分野で209施策、957項目が挙がっており、今後の協議で優先度などが明らかになる見通しだ。
 町では、5月には審議会から基本構想・実行計画案の答申を受け、策定委員会で決定したい考えで、6月定例会に提案する方針。5月ごろには、町民に基本構想・実行計画案が説明され、パブリックコメントとして意見集約しながら成案化される。



16年2月6日付夕刊より

胆振教育局による通学区域改正説明会

 胆振教育局主催の「道立高校通学区域改正に係る説明会」が5日、室蘭、苫小牧両市で開かれ、平成17年度から実施される新通学区域(学区)や高校入学者選抜方法の改善について説明した。出席者らは、制度改正や高校の統廃合など、今後の諸変革に戸惑いの表情を見せていた。
 室蘭市の会場は入江町のセピアス花壇。中学校の進路指導担当者、高校の入学者選抜担当者、市町村教委職員など50余人が出席した。
 同教育局企画総務課の新納隆司主幹が、胆振管内は従来の4学区から登別市以西の「胆振西学区」と、白老町以東の「胆振東学区」に再編する通学区域の改正案、高校教育指導班の吉田孝一主査が、複数尺度に基づく選抜比率の変更などを含む入学者選抜の改善についてそれぞれ説明した。
 教育関係者らは両制度の詳細や、登別と登別南高校、室蘭東と室蘭商業高校の統合再編(試案)、新年度から実施される豊浦高校の募集停止を含む今後の適正配置計画などについて活発に質問。同局の担当者から趣旨や経過、見通しなどの説明を受けていた。