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 好投手攻略に自信 ーあす初戦、仕上がり順調の駒苫ー


直球とスラーダー中心のシート打撃で広陵戦に万全を期す駒大苫ナイン=9日、伊丹スポーツセンター

 【甲子園から菅原啓記者】夏の甲子園に出場している南北海道代表で室蘭支部の駒大苫小牧(香田誉士史監督)は9日、あす11日の初戦に向け練習を再開した。投打ともに仕上がりは順調。広陵(広島)の右上手の好投手攻略に自信を見せ、投手陣もおしなべて好調を維持している。

 この日は大阪府伊丹市内の球場で、暑さが一段落する午後3時から約1時間半の練習で汗を流した。六日に続き、右投手のみのシート打撃を行い、直球とスライダーを織り交ぜながら、外野へ鋭い打球を飛ばしていた。

 一方、投手陣は4人がブルペンに入り、先発濃厚な片山孝平(3年)らが力強いボールをミットに投げ込み、順調な仕上がりぶり。打者を立たせるなど、本番を意識していた。

 香田監督は「投手は練習の段階としてはいい」と合格点。特に「片山は直球も変化球もいい。対馬も球が走っている」と納得の表情だ。「初戦は点が取れないと思うので、いかにやらないかの勝負。リズムが崩れたらすぐに替えられる準備はしている」と、継投にポイントを置いている。

 打撃では「(広陵の)野村君は多い割合でスライダーを投げてくる。直球とスライダーの見極めをしっかりさせたい」と好投手攻略へ、糸口をみつけたようだった。初戦をあすに控え、ナインらは練習の合間に笑顔をのぞかせるなど、緊張感を感じさせない、いい雰囲気が漂っており、香田監督の言葉にも自信がこもっていた。

【2007年8月10日(金)朝刊より】


 転向の右翼定着 −後藤威彦右翼手ー

経験は浅いが右翼でチャンスをつかみ主力に定着した後藤=9日、伊丹スポーツセンター
 ・・・165センチ、56キロとチームでもひと際小柄な後藤威彦右翼手(3年)。南道大会から右翼に定着し、打撃では12打数5安打6打点。長打はないが、右打席からシャープな振りと勝負強さも兼ね備えている。

 この春、香田監督から特待生問題で空いていた右翼に指名された。それまでは主に内野が専門で、外野は小学校以来。「すごく不安だった。みんなと同じ量をやっていても追いつけない」。毎日居残りで練習した。

 「一歩目の判断がまだ難しい」と言いながら、練習ではライナー性の当たりを前進して捕球するなど、板についてきた。初戦は第四試合。進行状況によってはナイターもあるが「そのぐらいの時間は涼しくて逆に有利。晴れていればまだ明るい」と前向き。

 広陵のエース攻略にも自信がある。「南大会準決勝で対戦した北海学園札幌の石澤投手の方が球威もキレも良かった」。当時は1安打したが三振も記録。おかげで「何が悪かったかが分かった」と修正済み。「対策はバッチリ。勝てるよう頑張りたい」と意気込んでいる。



【2007年8月10日(金)朝刊より】